パソコンお役立ち講座パソコンを快適にお使いいただくために
みんな、セキュリティのこと、ぜんぜんわかってないみたいね。
もうだいじょうぶ。すべてを理解したから。
じゃあ、問題です。
ネットショップ(インターネット通販の店舗)から、サービスが変更になるから、至急こちらのホームページでユーザーIDとパスワードを入力して手続きしてくださいってメールが来ました。
はいっ。そういうときにもすぐ取り出せる場所にメモ帳を置いておくから、パスワードはすぐわかるにゃ!
ちがうの、ちがうの。そこでパスワードを入力しちゃダメ。
どうしてだにゃ?
そういうメールはたいてい迷惑メールだにゃ。パスワードを入力したら乗っ取られちゃうから。クレジットカードの番号と暗証番号入力しちゃったら、お金とられちゃうから。
にゃるほろにゃー!
じゃあ、今度はSNSの問題だにゃ。
Twitter(ツイッター)やLINE(ライン)で、お友だちから「大切なお話を送りました。リンク先を見てください」ってメッセージが来たとするでしょ。
今度はお友だちから来たメッセージだから安心だにゃ。
リンク先のホームページには、メッセージを見るためにユーザーIDとパスワードを入力してくださいと書いてありました。さて、どうしますか?
入力しちゃダメだにゃっ……と言いたいところだけど、そのメッセージが他の人に見られないようにするためには、パスワードで保護する必要があるから、それはしょうがない。パスワードを入力する!
はい。残念。乗っ取られました。
だって、お友だちから来たメッセージなのに……。
しょうがないのよ。そのお友だちも別のお友だちに同じメッセージをもらって乗っ取られたんだから。いま、乗っ取られたあなたのアカウントからも、おなたのお友だちに続々とメッセージが送られているのよ。
ど、どうすればいいにゃ?
まず、そのSNSアカウントのパスワードを変えること。それから、SNSのアカウントを乗っ取られたのでわたしからのメッセージを見ないでくださいって書いて、それから、誰かにメッセージを送っていたらひとつずつ消すこと。
たいへんだにゃあ。
善良な市民なのに。
サギは善良な市民を狙うものなのよ。だから、パスワードを入力するときは、気をつけなきゃダメなのよ。