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みっちりねこのぽかぽかパソコンライフ 新人社員セロリさんのオフィス奮闘記
文書をチェックしたら変更履歴やコメントで伝えるにゃ!の巻
2023.03.14

新人社員セロリさんのオフィス奮闘記 文書をチェックしたら変更履歴やコメントで伝えるにゃ!の巻
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あらすじ

いつも家族でみっちりしている、みっちりねこ一家のセロリさんは、出版社に就職して3年めの新人社員。
いつもの定例オンライン会議で、作家の原稿を読んで書き方への提案を思いついたり、まちがいに気づいたときは、変更履歴やコメントの機能を使ってWordやPDFに書きこんだ方がいいと指摘されます。作家といっても、セロリさんの祖母にして作家のバーニャさんのことなんですけどね。
変更履歴やコメントの機能は、出版社の編集だけではなくて、一般の文書を複数の人で確認しながら作るときにもとっても便利な機能です。
会社やなにかの集まりでは、文書をつくって他の人に問題がないか確認してもらうことはよくありますよね? とくに、メールなどでやりとりして確認してもらうときに便利です。
きょうはみんなでその変更履歴やコメントの使い方を勉強します。
あなたもいっしょにやってみませんか?

あらすじ

文書のチェックには、変更履歴とコメントが便利だにゃ!

こんにちはー!
バーニャさん、お願いしたエッセイの原稿はいかがですか?

今、途中まで、セロリさんに読んでもらっているのよね。

はい。読みました。ちょっと、よくわからないところがあったんですけど。

あら。どこ?

うーん。どこだったかにゃー。

それは、記録しておかないと。すぐ忘れちゃうにゃ。

勝手に書き換えるわけにもいかないし。

そんなことないにゃ。Wordの原稿なら「校閲」の機能を使えばいいんだにゃ。

校閲って、Wordの「校閲」タブの「スペルチェックと文章校正」のことですよね?

ちがうのよ。あれも、文末の丸(。)がふたつ並んでいるとか、そういう間違いはみつけてくれるけど。

同じ「校閲」タブだけど、「コメント」や「変更履歴」をつかうんだにゃ。

さすが、出版社の編集者ね。本をつくるときなんかに使うんでしょ。

えへへ。いい文章にするには、誰かに読んでもらうのが一番ですから。でも、せっかく読んでもらっても、どこが読みにくかったかとか、間違っていたかとか、書いてもらわないとわからないですからね。

編集の仕事に限らず、会社の書類だって、誰かにチェックしてもらったりしますよね?
同窓会の旅行の案内だって、誰かに確認してもらってからみんなに配るとか。そういう共同作業のときにつかうんですよ。

ふーん。その「変更履歴」ってどんなのですか?

Wordの文書を変更したときに、どこを変更したかを全部記録に残してくれるんです。

ひとの原稿を勝手に変更しちゃまずいでしょ。

だから、履歴を残して、仮に変更しておくんです。

どゆこと?

Wordの「変更履歴」を残して修正してみると……?

やってみましょうか?
こういうWordの原稿があるでしょ?

「校閲」タブの「変更履歴の記録」をクリックします。
これだけ!

それだけ?

これだけです。この状態で保存して、「文章書いたんですけど、見てもらえますか? 変更履歴を残す設定にしてあるので、そのまま修正するか、コメントを入れてください」って書いてメールに添付して送るんです。

それで?

わたしがそれを受け取ったとします。
ここの「タイスムリップ」は「タイムスリップ」の間違いですよね?

えっ? ホントだにゃ! ごめんなさい。

あ、気にしないでください。こんな間違いよくあることですから。
この「スム」を「ムス」に修正すると……。

あ、赤くなった。「スム」に取消線がはいって、「ムス」は下線付き!

あと、左に縦線がはいるでしょ。どこをどう変更したかがすぐわかるんですよ。

でも、これ、たくさん変更を入れると読みにくそう。

そうなんです。そういうときは、「校閲」タブのここで「変更履歴/コメントなし」を選びます。

変更履歴は表示されなくなるので、普通に変更すればいいんです。でも、変更履歴は裏でこっそり記録されるんです。

見たくなったときは、さっきのところで、「すべての変更履歴/コメント」を選べばいいってことだにゃ。

そう。そうなんです。いったん「すべての変更履歴/コメント」に戻しますね。

次は…「コメントだってつけられるんだにゃ!」をご紹介します。

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