零（ゼロ）からはじめるパソコン指南 第5の扉　コピーと貼り付け「消えた恐竜の化石を取り戻せ」 2024.07.16

ワードの文章でもコピーは役に立つ

今度はワードのファイルの中の文章でやってみましょう。
Aの「ステゴサウルス」ファイルをダブルクリックして、開いてください。
そこにこんな文字を入力してください。

「アロサウルス　ステゴ　ティラノ」

入力しましたか？
この「アロサウルス」の「サウルス」をコピーして、残りのふたつを完成させます。

でも、その前にちょっと細工させてください。
「アロサウルス」の文字を赤くしたいんです。
「アロサウルス」の左、最初の「ア」のちょっと左側から、最後の「ス」のちょっと右側までドラッグしてください。
「ア」の左でマウスの左ボタンを押して、指を離さないで、右に動かして、「ス」の右で指を離すんです。

「アロサウルス」が灰色で囲まれましたね？
上のほうを見てください。
「ホーム」リボンが表示されているんですが、「フォント」と書かれているあたりに、Aの字の下になにかの色の線が引かれているアイコン（）の右のをクリックします。「標準の色」の赤い正方形（■）をクリックしてください。

「アロサウルス」が赤くなりましたか？

ワードのコピーでは、貼り付け方を選べる

それでは、コピーしてみましょう。
こんどは、「アロサウルス」の「サウルス」だけ選びます。
「ロ」と「サ」の間から、「ス」の右まで、ドラッグします。
「サウルス」が灰色になりましたよね？

この灰色を右クリックして、「コピー」をクリックします。

コピーですから、まだ何も起きません。
今度は、「ステゴ」の右側をクリックします。「ステゴ」の右側に縦線が点滅したら、そこで右クリックします。

メニューの「貼り付けのオプション」の下にアイコンが4つ。
Wordでは、貼り付けにいくつかの種類があるんです。便利なんですよ。
いちばん左（）「元の書式を保持」をクリックします。
「元の書式を保持」というのは、コピー元の文字の色や大きさのままコピーするっていうことなんです。
「サウルス」が赤い字でコピーされましたよね。

「ティラノ」の後ろにもコピーしてみましょう。
今コピーしたものがまだ残っていますからね。
「ティラノ」の「ノ」の右をクリックします。
「ステゴ」の右側に縦線が点滅したら、そこで右クリックです。

メニューの「貼り付けのオプション」の4つのアイコンのいちばん右（）「テキストのみ保持」をクリックします。
「テキストのみ保持」だと、文字だけコピーされて、色や大きさはその直前の文字（ティラノ）の書式と同じになるんです。
「サウルス」が黒い字でコピーされましたよね。

コピーした「サウルス」の右下に、バインダーの貼り付けアイコン（）が表示されますよね。
これをクリックすると、「元の書式保持」や「テキストのみ保持」を選びなおせるってことも憶えておいてください。

（ウィンドウズ）キーを押しながらVキーを押してください。
クリップボードの中身が表示されます。切り取りやコピーしたものが、上から順に新しいものから表示されます。

ここに表示されているものを貼り付けたいときは、クリックすればいいんです。

「元に戻す」で消えたファイルも復活する

さて、あと、「元に戻す」と「やり直し」をやってみましょう。
その前に、この1行を消しましょう。
まず、この1行のどこかを3回クリックしてください。

これは、Wordの機能ですけど、
1回クリックすると、文字のすき間に縦棒がはいって、
2回クリックすると単語ひとつ分が選ばれて、
3回クリックすると文章全体が選ばれるんです。
で、Deleteキーを押します。

こういうとき、どうします？
今、行った操作を取り消して、元に戻せばいいんです。
Wordの画面のいちばん上にクルっと曲がった矢印（）がありますよね。これが「元に戻す」のアイコンです。
これをクリックすると、元に戻るんです。

「元に戻す」を元に戻す、やり直し

また、クリックすると、もうひとつ前にもどります。

「サウルス」が消えましたね。
「しまった、まちがって戻しすぎちゃった！」
っていうときは、どうします？
そういうときは、「元に戻す」を取り消して「元に戻す」前に戻す方法があるんです。
それが「やり直し」です。
「元に戻す」のアイコンの右側に反対方向にクルっとした矢印（）があります。これをクリックしてください。
「サウルス」が元に戻りましたね。

もう一度、やり直し（）をクリックしてみましょう。

そう。そうなりますよね。
もう一度、「元に戻す」をやってみましょうか。
今度はショートカットキーです。
Ctrlキーを押しながら、Zキーを押します。

また、1行、復活しましたね。
「やり直し」のショートカットキーは、Ctrlキーを押しながらYキーです。