地震発生時には、パソコンの落下による破損という被害も多く発生します。パソコンが破損してしまうと大事なデータを失ってしまうばかりでなく、落下により怪我をする危険性もありますので、パソコン本体やディスプレイにも転倒防止対策をしましょう。
最近では、シート式の耐震グッズなど手軽なものまで多く発売されています。
突然停電になったら・・・ ノートパソコンとデスクトップパソコンとで状況は少し違います。
ノートパソコンの場合は、バッテリがついているため停電になっても、バッテリから電力が供給されるので、パソコンの電源はすぐには切れません。ただし、バッテリの電力がなくなってしまうと、パソコンの電源が切れてしまいますので、停電になったら、作業中のファイルなどを保存して、すぐにパソコンの電源を切ってください。
デスクトップパソコンの場合は、バッテリが内蔵されていないため、停電になるとパソコンの電源が切れてしまいます。作業途中のファイル等、保存されていないものはなくなってしまうので注意してください。そんなトラブルを予防するのが「無停電電源装置(UPS)」です。これは、バッテリを内蔵した電源タップのようなものです。停電時には、「無停電電源装置(UPS)」から電力が供給されるので、パソコンの電源がすぐに切れることがありません。
「無停電電源装置(UPS)」は、電源コンセントと、パソコンや周辺機器の間に設置します。突然停電になっても、「無停電電源装置(UPS)」のバッテリを利用して、パソコンや周辺機器に電力を供給します。
さまざまなアクシデントを想定し、大切なファイルは定期的に安全な場所にバックアップするようにこころがけましょう。「バックアップ」とは、大切なデータをコピーして保管しておくことを言います。定期的にバックアップをとっておくことで、予期せぬトラブルでパソコンのデータが破損・消去されてしまった場合でも、バックアップデータからパソコンにデータを戻すことができます。