電子メールは日々の暮らしでかかせないツールとなり、パソコンを使う目的は、主に電子メールのチェックという方も多いと思います。今回は、知っているようで知らないことも多い電子メールのマナーについてご紹介します。電子メールでスムーズなコミュニケーションができるよう、マナーについて知っておきましょう。
メールには必ず「件名(Subject)」をつけましよう。「件名」には、メールで伝えたい用件が相手に伝わるような内容が適しています。また、長すぎるのもよくありません。 例えば、「こんにちは」「元気ですか」などの件名ですと、迷惑メールに間違えられやすく、用件も伝わりにくいので、「お花見のお誘い」など、より具体的で短い内容を記載しましよう。
メールには簡潔な文章が適しています。手紙のように時候の挨拶文は記載しないことの方が一般的です。本文が長いメールは相手も読みづらく、相手に負担をかけるので、なるべく長文にならないように簡潔な文章を心がけましょう。文章が長くなってしまったときには、冒頭に「長文失礼します」と記載するとより丁寧です。また、メールは相手がいつ読むか分かりません。そのため、約束の日時などは、「明日の16時までにお願いします」という表現ではなく、「4月8日の16時までにお願いします」というように具体的な日付を記載するようにしましょう。
メールを読む環境によって、表示できない文字があります、相手がどんな環境でメールを読むか分からないので、「半角カナ」や「機種依存文字」など環境によって表示されない可能性のある文字は使わないようにしましょう。
メールの文章は適度に改行を入れると読みやすくなります。相手がメールを見る環境、パソコンなのか、携帯なのか、スマートフォンなのかによっても変わりますが、パソコンならおおよそ30文字から35文字を目安に改行するといいでしょう。 さらに、段落や題材ごとに空白行を一行入れると、より読みやすくなります。
メールの形式には、「HTMLメール」と「テキストメール」があります。「HTMLメール」は、文字の大きさや色を変更したり、写真などを掲載したりできる形式のメールです。「テキストメール」は、テキスト(文字)しか表示できない形式で、文字の大きさや色などを変えることはできません。
「HTMLメール」は、相手先のメールアプリがHTML形式に対応していないと読むことができませんので注意してください。また、ファイル容量が大きくなるので、基本的には「テキストメール」を使うことをお勧めします。
メールには、誰からのメールか分かるように、「署名ファイル」をつけるのもおすすめです。署名ファイルは一度設定すると、自動的に表示されるようになります。
顔文字を使えるようにする
顔文字辞書を使うと、「かお」と読みを入力して変換すると顔文字が表示されるようになります。メールに顔文字を入れると感情などを表現しやすくなります。
なお、ビジネスメールでは、相手によっては気分を害される場合があるので、使わないほうが無難です。
顔文字の例:(―_―)!! (*^。^*) !(^^)! (^_^;) (ToT)/~~~