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パソコンがオフィスで普及し始めた1980年代当時のディスプレイは、カラーテレビの技術を模倣して作られたものでした。その後パソコンの普及に伴い、専用のデジタルディスプレイが主流になっていきました。
現在のようなフルカラーのディスプレイが普及したのは1980年代後半からです。1990年代後半からはデスクトップ用の液晶ディスプレイが急速に普及しました。
液晶ディスプレイのカタログを見ていると、見慣れない専門用語が出てきて困ったことはありませんか?
今回はそのような疑問を解決するため、カタログなどによく登場するディスプレイ用語を解説します。
●4K液晶
4K液晶とは3840×2160の解像度に対応したディスプレイです。従来のディスプレイに比べ、4倍の画素数で表示するため、今までにない鮮やかな映像を楽しめます。
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●フルHD液晶
フルHDとは1920×1080の解像度に対応したディスプレイです。ワイドXGAパネル(=1366×768ピクセル)と比較して、およそ2倍のキメ細かさを実現します。
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●IPS液晶
IPS液晶とは高画質で視野角が広く、どの位置で見ても色の変化がほとんどない液晶画面です。そのため、ワイド画面や大画面、そして近距離で見る携帯端末に向いています。
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●LCD
LCDとはLiquid Crystal Displayの略で、つまり液晶ディスプレイのことです。2枚のガラス板の間に特殊な液体を封入し、電圧をかけることによって液晶分子の向きを変え、光の透過率を増減させることで像を表示する構造になっています。
●LED
LEDとは昨年のノーベル賞でも話題になった、発光ダイオードのことです。LEDをバックライトとして利用した液晶ディスプレイのことを、LED液晶ディスプレイと呼びます。消費電力が低い、色のコントラストがはっきりする、ディスプレイを薄くできるなどのメリットがあります。
●WQHD
WQHDとは2560×1440の解像度に対応したディスプレイです。 1280×720のいわゆるHD画素数の縦横を2倍(画素数・面積は4倍)に広げたものです。コンピュータのディスプレイ装置のサイズとしてはワイド型に分類されることから“Wide”の名を冠しています。Wを取って、QHDと呼ばれることもあります。
技術の発展に伴い、現在では様々なタイプのディスプレイが発売されています。今回は「タッチパネル」、「装着型ディスプレイ」、「プロジェクションマッピング」の3つをご紹介します。
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●タッチパネル
タッチパネルとは、文字通りタッチして操作をするパネルのことです。パソコン・タブレット・スマートフォンだけではなく、自動販売機やカーナビなどにも使われています。画面を見ながら直感的に操作ができるため、機械に詳しくなくても簡単に扱えるなどのメリットがあります。
●装着型ディスプレイ
頭部に装着するサングラスのようなタイプのディスプレイも登場しています。 360度映像が広がるため、まるで直接目で見ているような感覚を味わうことができます。また、なるべく目の疲労を抑える工夫も施されています。
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●プロジェクションマッピング
プロジェクションマッピングとは、パソコンで作成したCG(コンピュータグラフィック)を、プロジェクタのような映写機械を用いて、建物や物体に映し出す技術の総称です。 最近では、東京駅やアミューズメント施設などでこの技術を用いたイベントが行われています。
目が疲れにくいディスプレイの設定
長時間ディスプレイを見ていると目が疲れてきますよね。そんなときは、ディスプレイの設定を変更して、目が疲れにくいディスプレイにしましょう。一般的に、部屋の明るさと画面の明るさが同じだと目の負担が軽くなるといわれています。さらに、明るいよりも暗い方が目への負担は少ないといわれています。
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