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みっちりねこのぽかぽかパソコンライフ 新人社員セロリさんのオフィス奮闘記 Excelでなんでもグラフにしちゃえの巻 2021.1.19

新人社員セロリさんのオフィス奮闘記 Excelでなんでもグラフにしちゃえの巻
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Excelに数字を入れれば、すぐにグラフにできちゃうにゃ!

いつも家族でみっちりしている、みっちりねこ一家のセロリさんは、出版社に就職して2年めの新人社員。仕事のために、パソコンの使い方も、日々勉強しています。
きょうは、上司のあんずさん、同僚のフライくんとリモート会議です。
セロリさんの祖母バーニャことバーニャ・ミッチさんの著書の増刷や新作を社内にアピールするための会議ですが、あんずさんは、これまでの売り上げ冊数のグラフがほしいようです。
グラフの作成に使うアプリといえば、Excelですね。
Excelは、数値を入れた表をつくって計算する、表計算アプリとして知られていますが、表からグラフをつくることもできるのです。
棒グラフや折れ線グラフ、円グラフのような基本的なグラフから、散布図やレーダーチャート、株価チャートも、かんたんにできます。
きょうは、あなたもいっしょにカッコいいグラフをつくってみてほしいにゃ。

エビデンス(根拠)を伝えるにはグラフがいちばんだにゃ!

エビデンス(根拠)を伝えるにはグラフがいちばんだにゃ!

セロリさん、聞こえてるー?

ボス、だいじょぶです。聞こえてます。

じゃあ、会議はじめるにゃ。
今年度の出版計画会議で、バーニャさんの『みっちり整理術』の増刷と次の新作の話をしたんだけど、バーニャさんの本は長くじっくり売れるし、新刊を出すと既刊も売れるって言ったら、「エビデンスを出せ」って言われたんだにゃ。

エビ……ダンス? エビの?

エビデンスですよ。証拠や根拠のことです。要は、『みっちり整理術』を増刷して新刊を出すべきだという根拠になる数字を出して説得してくれってことだにゃ。

そう。そうなのよ。売り上げとかアンケートのデータはあるんでしょ。それをバーンとグラフにして見せたいのよ。

そうですね。バーンと見せてやりましょうっ! 根拠をっ! エビデンスをっ!
でも、グラフって、どうやってつくるんだったかにゃ?

Excel(エクセル)ですよ。そのためにボクが呼ばれたんだにゃ。

そうかんたんに行くかにゃあ……?

まず、データを見せてください。

はい。これが最新作『みっちり整理術』の月別売上冊数だにゃ。

あ、いいですね。じゃあ、さっそく、この表の左上のB2「売上冊数」から右下のC14「2300」まで、ドラッグして選択っ!

はいっ!

じゃあ、棒グラフからいってみましょうか。表の右下のボタンから行ってもいいんですけど、ここは正統派、王道の「挿入リボン」から行ってみましょう。「挿入」をクリックして、「グラフ」の(縦棒/横棒グラフの挿入)をクリックすると、「2-D縦棒」とか「3-D縦棒」って出てくるにゃ?

出たにゃ!

その「2-D縦棒」のいちばん左にマウスポインターを合わせると……。

合わせると……?

あ、グラフが出てきたにゃっ!

すかさずクリックしてください。

はいっ!

もう、グラフができちゃいましたね。

できましたねー。

2月に出版されて、徐々に売り上げを伸ばして8月にピーク。その後だんだん減っていったのが、よくわかるにゃ。でも、じっくり売れ続けていて、しかも、新刊を出すと前の本も売れるってことのエビデンスにはならないにゃあ。

ここがポイントだにゃ

グラフをつくる操作は他にも

グラフをつくる操作は、他にもいくつかあります。
たとえば、同じ「挿入」リボンの「おすすめグラフ」を使ってつくる方法。 他にも、ショートカットキーだけでいきなりグラフをつくる方法もあります。
データの範囲を選んで、「F11」キー(または、「Alt」キーを押しながら「F1」キー)を押すだけで、グラフができます。
グラフの種類を変えたいときは、グラフを右クリックして、「グラフの種類の変更」を選びます。

次は…「複雑なデータもグラフにすれば一目瞭然だにゃ!」をご紹介します。

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