パソコンお役立ち講座パソコンを快適にお使いいただくために
いらっしゃい。みっちりねこのみなさん。
こんにちはー!
きょうは、カタオカと……、
ヨシダがご案内します。
ここで静電気対策スリッパに履き替えるんですよね?
そうなんです。静電気を帯びていると、修理しているパソコンに悪影響を与えることがありますから。
よくおぼえていらっしゃいますね。
特別な場所にはいる緊張感があるからにゃー。
そうですね。このドアをくぐるときはボクらも緊張します。
はいっ! ここからが工場の中です。
修理工場へ、ようこそー!
AIやロボットを導入したって聞きましたよ?
そうなんですよ。ボクら、ふたりともAI導入の担当なんです。
あら、そうなのね!
まず、AIの話をする前に、ボクたちが目標にしている「Speed + Quality」(スピードとクオリティ)の話をしたいんですが、着荷(ちゃっか)エリアまで歩きながら聞いてもらえますか?
はいはい。
この工場がいちばん大切にしているのは、「お客さまの満足」なんですけど、どうすれば満足していただけるかアンケートをとると、スピードとクオリティを挙げる方が多いんです。
スピードというのは、パソコンが早く帰ってくること。
クオリティでいちばん求められるのは、一回でしっかり故障がなおることなんです。
そこで、ボクたちは「Speed + Quality」を掲げ、修理品質の向上に日々取り組んでいるんです。
それは大事だにゃー。
スピードを確保するために、ワンデイ・リペアを実施しています。
ワンデイ・リペアっていうのは、一日で修理しちゃうことなんです。
お客さまから修理の依頼があったら、トラックで受け取りに行くんですが、そのパソコンが、朝、この工場に届くんです。
それを一日で修理して、夕方出荷する。それをトラックでお客さまのもとに届けるんですね。
この修理工場は、ワンデイ・リペアを実現するために、朝、着荷して、修理して、検査して、夕方までに出荷するという一日のサイクルで毎日動いています。
それぞれ、着荷エリア、部品交換エリア、検査エリアとスペースを分けて修理を進めているんですよ。
たいへんだにゃあ。
まずは、着荷から出荷までを順番にご紹介したいと思います。
はい、着きました。ここが着荷エリアです。
修理するパソコンが届いたら、まず箱から出して、何がはいっているか確認して、写真を撮って、修理エリアに持っていきます。
でも、着荷の作業は午前中に終わっちゃって、今は午後2時なのでもうやっていないんです。
あら、そうなの?
ここは午前中は着荷エリアですけど、午後は出荷エリアになるんです。
だから、正確には、ここは「着荷エリア」ではなくて、「着荷エリアだった場所」というか、今は「出荷エリア」ですね。
それじゃあ、その着荷したパソコンは、今どこにあるの?
それは、こちらの65インチの大型モニターでご覧ください。
修理の「進行管理システム」の画面です。
この画面を見ると、着荷から出荷までの各工程に、今、何台のパソコンがあるか、きょう、何台着荷して、今何台の修理が終わったかが、ひとめでわかります。
前に来たときは、こんなのなかったにゃ!
そうなんです。以前はホワイトボードに書いて管理していたんですが、デジタル化しました。
リアルタイムで修理の進捗を把握できるようになって、スピードアップできました。
届いたパソコンのデータを入力するのがたいへんだにゃ。
パソコンのデータは、ウェブや電話サポートでお客様から修理のご依頼を受け付けたときに入力してあるので、着荷のときは、バーコードリーダーでピッピッピッって読みこんで、工場に届いたパソコンが同じものか確認するだけなんです。
えーっと、今日着荷したパソコンは……もう何台かは修理が始まっていますね。
