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三陸・岩泉地方の雑煮。汁は煮干しだしに醤油仕立て。具は根菜類、フキ、ワラビ、シメジ、豆腐など。食べ方が独特で、餅を雑煮から引き上げ、別の椀に入った甘い練りクルミに絡めて食べる。地元の年配者はおいしいことを「くるみ味がする」と言うほど美味。龍泉洞観光会館(0120-03-2963)で地方発送をしており2人前1800円
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かつおだしに醤油仕立てのだしが基本。餅は切り餅で焼いてから入れる。具は鶏肉、小松菜、里芋、人参、シイタケなど彩り豊か。丸める手間のかからない切り餅、簡単に調味できる醤油、どこの農家でも作っていた里芋、精のつく鶏肉など、手早くできて栄養バランスもよい合理的な雑煮として関東地方一帯で広く食べられている
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香川県でも高松、坂出、丸亀を中心とした平野部に伝わる。煮干しでとっただしに大根や金時人参を入れて煮る。そこへあん入りの丸餅を入れ、白味噌仕立てにし、最後に豆腐を入れたらできあがり。仕上げに青のりをふる。甘いものが少なかった時代には、白味噌にあんころ餅の取り合わせは、何よりのごちそうだったという
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だしは焼きハゼでとったものと、昆布だしを合わせ、塩と醤油で味付けをする。具は、めでたいにかけるタイや、出世魚のブリが入るのが特徴で、その他、県内で栽培されるカツオ菜やシイタケ、里芋、カマボコなどが入る。丈夫なクリの枝を削って作る「くりはい箸」で食べ、やりくりにかけて新しい年の安泰を願う習慣もあるという |
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焼きハゼでとっただしを醤油仕立てにする。具は、ひき菜(大根、人参、ゴボウを千切りにし、茹でて外に一晩おき凍らせたもの)、からとり(ずいき)、凍み豆腐、糸こんにゃく、かまぼこ、セリなどが入る。仕上げに焼きハゼとイクラをあしらう見た目も華やかな雑煮
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昆布だしに白味噌仕立てで関西地方を中心に食べられている。白味噌は通常の味噌より米麹がたくさん入っているため甘くてまろやか。具は大根、海老芋または里芋の何倍もある頭芋(かしらいも)、京人参などを使う。何事も円満にという思いを込めて丸餅を使い、具は輪切りにして丸くする
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小豆を水で煮て、塩で味付けしただけのシンプルな汁に丸餅を入れて食べる。県内でも日本海沿岸部でよく食べられているのだが、一説によると、この地域が朝鮮半島から伝来したと伝わる小豆の栽培に適していたからと言われている。その土地土地で作られる作物を具にして食べるという雑煮本来の姿を今に伝えている
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東西で餅の形とだしに大きな違いが見られる。東日本は切り餅で、西日本は丸餅と大別できる。だしは、東日本はすまし汁、西日本は関西地方周辺が白味噌仕立てで、それより西がすまし汁となっている。例外として赤味噌仕立てや、小豆汁などもある
(文/中文子) |
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