パソコンお役立ち講座パソコンを快適にお使いいただくために
ここからは、シマさんと、にこらすさんがご説明します。
よろしくお願いします。シマさんと……。
あなたが、お手紙をくださった、にこらすさんね!
楽しみにしてました。
よろしくお願いしまーす。
そんなわけで、きょうの着荷は午前中にほとんど終わってるんですが、まだいくつかあるみたいなんで、見てみましょう。
チャッカって何だにゃ?
受け入れ処理です。何が届いているかを記録しておくんです。
届くのはパソコンって決まっているにゃ。
そうでもないんです。外し忘れたマウスやWi-Fiの子機がついていることもあるし、電源ケーブルがついていないこともあるし。お客さまがつくった箱で送られてきたら、その箱でお返ししなきゃいけないんです。おあずかりしたものを責任を持って全部お返しするためには、記録が大切なんです。
責任重大だにゃ。
もちろん、まず受け入れの番号をつけて、それからの作業をコンピュータで管理できるようにするという使命もあります。
着荷がすんだら、こうやって診断するところへ運ぶんです。
そして、ここで診断をやっています。故障内容が書かれたメモを見て、どこで不具合が起きているのかを見つけるんです。いちばん重要なとこです。
いちばん重要なのは、修理だにゃ!
修理も重要なんですが、診断はとても重要なんですよ。なにしろ、どの部品を交換するか見極めなきゃいけないので、修理の経験を積んだベテランじゃないとできないんです。扱う機種が、いろんなバリエーションを含めると70万種類くらいあるんですよ。今売られている機種だけじゃないので。それを全部把握して診断するんです。
にゃるほろにゃー。
ここで部品も発注します。となりの建物から持ってきてもらうんです。
パソコンを寒い場所や暑い場所で使われている方もいて、低温や高温じゃないと再現できない不具合 もあります。そのために、低温や高温を再現するところもあるんですよ。この箱なんですけど。
診断はだいたい15分くらいで終わります。次はいよいよ修理ですよ。
にゃにゃー! ワクワクするにゃー!
みんな、ひとりでもくもくと修理してるにゃ。りりしいにゃ。
修理はスピードアップのために、基本はひとりでやるんです。だいたい30分くらいで修理が終わります。
ひとりだと早くなるかにゃー?
ひとりで全部やると、連絡待ちで作業を止めるときは他のパソコンを修理できるし、受け渡しや待ち時間を減らせるので効率的なんですよ。
孤独なランナーなんだにゃ。
修理に専念できるように、部品も他のスタッフがそろえて持って来てくれるんです。
あ、孤独じゃないにゃ。
うしろの棚にたくさんパソコンが並んでるにゃー。
連絡待ちのものも含めて、いつも20台から30台くらい手元にあるんです。
これは、メインボードが故障しているので、交換するようですよ。といっている間にもうカバーが開いちゃいましたね。
うわーっ! みっちりーっ!
やっぱり、パソコンの中は部品がみっちり詰まってるにゃ。素敵っ。
カバーもへこんでるので交換するようです。
カバーを交換するときは、カバーに貼ってあるシールも新しいカバーに貼りかえるんですよ。
それはうれしいにゃ。わたし、シール貼る派だから。思い出がたくさんつまってるし。
あんまりみっちり貼ってあると貼り直せないです。
それはしょうがないにゃ。でも、どうやってはがすんですか?
ドライヤーであたためるとたいていはがれるんですよ。
今、パソコンの薄型化、軽量化が進んで、持ち歩きやすくなったので、カバンの中で圧力がかかってへこんじゃうことがあるんです。
わかりますっ! カバンにいろいろ詰めこむと危機感感じるにゃ。
大切なものをあずかってるから、大切に修理してるんだにゃー。
あ、あの道具箱見せてほしいにゃー!
きょうのまとめ
学校でローマ字を習ったばかり。パソコンにも興味津々の小学3年生。ポテトサラダが大好き。
ポテトくんのパパ。ダイスケさん。ロボットの研究所に勤めている。メカにくわしいけど、パソコンは苦手。
ポテトくんのママ。メグミさん。不動産会社に勤めている。メールやショッピングにもパソコンを使いこなす。
ポテトくんのおじいちゃん。カメラが大好きで、パソコン通信をするためにパソコンをはじめた。
ポテトくんのおばあちゃん。絵を描くのが好き。得意料理はコロッケとバーニャカウダー。
パパの研究所で開発中のロボット。商品化テストのため道里家で修行中。クリームパンが好き。