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みっちりねこのぽかぽかパソコンライフ みっちり家のパソコン修理工場見学記
後編
2019.12.17

みっちり家のパソコン修理工場見学記 後編
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パソコン修理工場では、一日サイクルで修理してたにゃ!

いつも家族でみっちりしている、みっちりねこの一家ですが、パソコンの修理工場から、招待状が届いたので、きょうは工場見学です。機械の修理を見るのが好きとバーニャが言ったのを、工場の方が見てくれていたんですね。静電気対策スリッパに履き替えて、工場の中を案内してもらっています。
「一日修理」の工程どおり、着荷、診断を見て、いま、修理を見学しているところです。
メインボード(CPUなど、パソコンのいちばん主要な電子回路が配置された基板。マザーボードともいいます)を交換する修理のために、パソコンの外側のカバーとメインボードをはずしたところまでが前回。今月は、修理工場見学記の後半をお送りしますにゃ。

(前回のおはなしはこちら)

※実際には、突然このようなご招待状が届くことはありません。

パソコン修理工場では、一日サイクルで修理してたにゃ!

ネジもいろいろ、お掃除もして、修理はたいへんだにゃ!

パソコンを裏返して、外側のカバーとメインボードが手際よくはずされました。

というわけで、新しいメインボードに取り換えます。

どんどん、ネジがはずされていくにゃー

このはずしたネジ。無造作に置いてあるように見えて、ネジの種類ごとに分類して置いてあるんですよ。

分解するときにはずされたネジ。いろんな形状のネジがあります。

分類?

長さや太さや頭の形、先端の形が違うのがあるんです。ネジを間違うと組み立てられなくなっちゃうから、間違うわけにはいかないんです。

みんな同じに見えるにゃー。

ベテランだからこんなふうに置いてもだいじょうぶなんです。新人の頃は、100円ショップにあるような、小分けするケースを使うんですよ。ネジをどこに止めるかがわかるマニュアルもあるんですけどね。ベテランは頭にはいっているから。

ネジをとめる場所などがわかるマニュアルはパソコンにはいっています。症状によって、どの部品の不具合の可能性が高いかも調べられます。

あれっ、何を塗っているんだにゃ?

グリースですね。パソコンの中でも、CPU(パソコンの中枢部。中央演算処理装置)は熱を持ちやすいので、放熱して冷やしてあげなきゃいけないんです。それで空気より熱が伝わりやすいグリースを塗るんです。いったん古いグリースをふき取って、新しいグリースを塗るんですよ。 今のノートパソコンは、ほとんど部品交換だけで修理できるように設計されているんですが、ネジをはずして、新しい部品をネジどめするだけじゃないんです。たとえば、故障箇所のお掃除もします。キーボードを修理するときは、キーのすき間からはいったごみを取り除きます。お菓子のかけらや切った爪や髪の毛がはいっていることもあって。

わかるにゃー。ついつい、お菓子食べちゃうんだにゃー。パソコン使いながら。

次は…「道具箱には、○○○に使う筆だってはいっているにゃ!」をご紹介します。

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