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そして、最後に残った送信先ね。
それはだいじょうぶです。同報メールで送ればかんたんですよ。メールの宛先に、たくさんのメールアドレスを指定して送ることもできるんです。一通のメールでもたくさんの人に届くんです。
そんな方法があるの?それは素敵だにゃ!
「宛先」は、「宛先」の右側をクリックしてメールアドレスを入力するんですけど、複数のメールアドレスを指定するときは、「;」(セミコロン)で区切りながら入力するんだにゃ。
「;」(セミコロン)で区切っていくつでも入力すればいいんだにゃ。
連絡先が登録されていれば「宛先」をクリックして「名前の選択」という画面で宛先を選べるんですけど、たくさん指定したいときは、どんどんダブルクリックすればどんどん追加できます。
それはいいにゃあ。
連絡先のグループをつくる方法もありますよ。「連絡先」の画面の「新しい連絡先グループ」、そして「メンバーの追加」で「Outlookの連絡先」から送り先を選んで登録しておいて、メールを送るときはそのグループを宛先に指定すればいいんです。
「CC」に自分のメールアドレスを指定しておくと、自分にもメールが届くので、他の端末からでも自分が送ったメールを見ることができて便利だにゃ。
「CC」ってなんだにゃ?
メールの送信先には、「宛先」と「CC」と「BCC」が3つがあるんです。普通は「宛先」にメールアドレスを入力して送るんですけど、「宛先」にメールを送るときに、参考のために同じメールを送っておくというのが「CC」なんです。カーボンコピーという意味です。
へー。
さらに、その「CC」と同じだけど、誰に送ったかわからないように送るのが「BCC」なんですにゃ。ブラインドカーボンコピーといって、メールアドレスが表示されないようにするんです。
ほほー。
3つともメールアドレスを複数指定できるんですけど、「宛先」や「CC」に指定すると、他に誰に送ったかが、メールを受け取った人全員にわかっちゃうんです。それに、受け取った人が「全員に返信」で返信しちゃうと、他の書店員さん全員に届いちゃう。
あ、その話、前にもしたにゃ。
そうだったかしら?
じゃ、してないかも。
社会人にもおぼえておいてほしいメールとExcelの初心者講座だにゃー!
それで、全部「BCC」に指定しておけば、誰に送ったかわからないようにして、たくさんの人に送れるんです。
にゃるほろにゃー。
ここがポイントだにゃ
あら、バーニャさん、いらっしゃってたんですね。遅くなってごめんなさい。他の本の話でつかまっちゃってて。
みんなで本のこと考えてくださってて感激ですにゃ。
今も、BCCでたくさんの書店員さんにまとめてメールを同報送信する方法を教えてもらってたんです。
あら、ダメよ。同報メールはよくないにゃ。メールは、ひとりずつ心をこめて送らないと。さっきの名簿にそれぞれの書店員さんが、どういう分野にくわしくて、どんなものが好きかメモしてたでしょ?それに合わせてメールの文面を考えなきゃ!
えっ!そうなんにゃ?
そうだにゃ。きっと、そういう真心が人の心に届くのにゃ。
あっ、バーニャ、裏切るの?さっきは素敵って言ってたのに……。
でも、同報メールにして最新情報を送るのも効果的ですから、同報メールの送り方もおぼえておいたほうがいいですよ。両方のやり方でたくさんメールを送った方が書店員さんも喜ぶと思いますよ。
確かにそうね。大切なのは使い分けよね。
きょうのまとめ
出版社で書籍を編集する仕事をしているが、去年、入社したばかりの新人。道里家に下宿している。
セロリさんの上司。いつも、人の心と心をつなぐ本づくりを目指している。足湯が大好き。趣味は足湯めぐり。
セロリさんと同期入社の新人。人が集まるところが好き。週末は地元のクラブでDJとして活躍。本名は、フライド・エッグ。
『みっちりすれば心も満たされる』『みっちりごはん』などの著書で知られる「みっちり」エッセイスト。ペンネーム以外なにも公開しない覆面作家だったが、じつはセロリさんの祖母。得意料理はコロッケとバーニャカウダー。
道里家のパパの研究所で開発中のロボット。商品化テストのため、道里家で修行中。クリームパンが好き。