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第2回目のおすすめの山は、長野県に位置する霧ヶ峰。高山植物に恵まれた高層湿原の点在する、なだらかな高原地帯の山ですから、山歩き初心者でも充分に楽しめます。 |
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クジャクチョウとマツムシソウ
(撮影:津野祐次) |
本州の中心部、長野・山梨県にまたがる八ヶ岳連峰から美ヶ原、霧ヶ峰に至る一帯が八ヶ岳中信高原国定公園。国定公園内の西側、諏訪湖北東部の高原地帯が霧ヶ峰です。一帯は溶岩噴出によって形成された火山高原で、主峰は標高1925メートルの車山。山麓にはビーナスラインが走り、4月下旬から11月上旬までも運行されている車山高原スキー場のリフトを利用すれば簡単に車山山頂に上がることができます。また、霧ヶ峰には八島ヶ原湿原、車山湿原などの高層湿原が点在し、夏から秋にかけて多くの高山植物の花々が咲き誇ります。とくに、夏のニッコウキスゲ、初秋のマツムシソウの群落が見事です。高原にはトレッキングコースが整備されており、アップダウンが比較的少ないので、初心者でも安心して山歩きが楽しめます。 |
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ビーナスラインの車山高原バス停から車山高原スキー場に入ります。展望リフトのスカイライナーとスカイパノラマを乗り継いで約15分、リフトを降りて少し登れば車山山頂です。山頂からは360度の展望が広がり、蓼科山、八ヶ岳連峰、北・中央・南アルプスなどが見渡せます。
山頂から西側斜面の広い道を車山肩へ下ります。ここにはレストハウスとコロボックルヒュッテが建っており、付近はニッコウキスゲの一大群落地として夏には一面が黄色の花で埋め尽くされます。すぐ脇にビーナスラインが通っており、駐車場、レストラン、みやげ物店などがあります。
車山肩からは草原の道を沢渡へと下り、林道を抜けるとヒュッテ御射山。ヒュッテの前を通り、八島ヶ原湿原の木道を30分ほど歩くと八島ヶ池に出ます。一段高いところの八島高原展望台に上がれば、八島ヶ原湿原と八島ヶ池が見渡せます。池畔から湿原南側の木道を進み、鎌ヶ池を過ぎるとまもなく奥霧小屋に出ます。
林道を少し歩き、草原の斜面をジグザグに登ると稜線上の物見岩が見えてきます。物見岩は、大岩を重ねたような奇岩です。さらに草原の道を緩やかに登っていくと蝶々深山の山頂に着きます。山頂からは、眼下に車山湿原、南西に車山、北には男女倉山や鷲ヶ峰などが一望できます。
蝶々深山からは車山との鞍部へ下り、車山乗越から車山高原スキー場を下って起点の車山高原バス停へ戻ります。(歩行約4時間) |
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[車]
中央道諏訪IC→(国道152号・ビーナスライン経由で約28キロ)→車山高原
上信越道佐久IC→(国道142号・ビーナスライン経由で約40キロ)→車山高原
[電車]
JR中央本線茅野駅→(諏訪バスで約1時間)→車山高原
JR中央本線上諏訪駅→(諏訪バスで約1時間)→車山高原
(帰路は、車山高原から上諏訪駅への便は早く終了するので、茅野駅行の便を利用)
※路線バスは本数が少なく、季節、平日、土・日・休日などで変更がありますから、事前に確認が必要です。
[諏訪バス]
http://www.alpico.co.jp/
access/route_k/suwabus/kirigamine/
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■車山高原 |
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1500台 無料 |
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■車山肩 |
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140台 無料 |
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■八島高原 |
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100台無料 |
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スカイライナー(No.1)とスカイパノラマ(No.3)の乗り継ぎで、山麓から車山山頂へ。
運行時間/上り8:30〜16:00、下り最終16:30
料金/片道おとな1000円・こども600円、往復おとな1700円・こども1000円(いずれもリフトNo.1とNo.3の乗り継ぎ)
所要時間/山麓から車山山頂まで約15分 |
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