デジタルビデオで撮影を行なう際の、撮り方のコツについて解説します。
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「結婚式の披露宴会場を、ゆっくりと左から右へと全体を写していく」、あるいは「運動会で走る子供を、右から左にカメラが追いかけていく」
これがパンニングです。
左に学校があり右に校庭があるという場合、学校と校庭を別々に撮影したら、どちらが左でどちらが右にあるのかわからなくなります。この時パンニングを使用すれば、その位置関係ははっきりするでしょう。
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パンニングの基本は「ゆっくりと、等速で」ということになりますが、あくまでも鑑賞者の期待に沿うようなパンニングを心がけましょう。例えば前述の運動会の場面などのように「移動を追いかける」では、鑑賞者も走る子供を追いかけて、見続けたいわけです。ですから子供の走る速さに合わせたパンニングが必要になります。 |
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パンニングの場合にも、ズーミングの時と同じように前後の「止め」が必要です。これは、編集して一本の作品にした時、ひとつのカットの前後にきちんとした「止め」があることで、そのカットが安定した映像に見えるのです。動き出しから始まったり、動きの途中で終るカットは、グラグラ画像に見えてしまいます。 |
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パンニングのもうひとつの注意点は、水平線です。パンニングした時に水平線が狂っていると、とても不自然な映像になります。手持ちの場合には、見た目でパンニング途中で修正できますが、三脚等に固定した場合は水平線に注意しましょう。 |
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